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小林よしのり
2020.12.23 10:19日々の出来事

漫画家という肩書きは権威主義を炙り出す

いよいよ『戦争論』のときと同じ状況になってきた。
『コロナ論2』に対して、根拠を示さずに、「レッテル貼り」
のみで潰そうという作戦だ。

わしの意見がどんどん浸透しそうだと不安を感じるが、
科学的・合理的な理論で批判することができない、
それをやったら小林よしのりに負けると、本能が叫ぶ
のだろう。
そういう危機感を感じる局面まで来ると必ず、奴らの
作戦は「レッテル貼り」だ!
毎回、使われる手段だ。

もともと「漫画」に対する侮蔑感情があるから、
「権威主義」で「漫画家なんぞ」という感覚が浮上してくる。
「専門家じゃないくせに」というのも同じやり方だ。

わしはこうなると思っていたから、『ゴーマニズム宣言』の
最初から「権威主義」を批判して来た。
そして肩書きは「漫画家」一本でやってきた。

東浩紀は「小林よしのりは思想家だと思っている」と言っ
たが、「思想家」という肩書きをわしは使わない。
内心、思想をやっていると思っているが、「思想家」も
権威主義の肩書きになる。

そもそも「漫画家」という肩書きは、相手の「権威主義」や
「偽善」を炙り出す絶大な効果があるのだ。
今の時代に評価されなくても、後世に誰かが評価して
くれればいい。
わしは畜群には絶対ならない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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